美容学校のアポ取り方法と、訪問を採用成果に活かす正しい方法

美容学校のアポ取り方法と、訪問を採用成果に活かす正しい方法

《ダイジェスト》

美容学校のアポ取り方法。そして、「学校訪問を中心としたリクルーティング活動でいいのか?」ということについて書いてみました。私、菊池の意見は、「学校訪問を中心」にするのはリスクが高いけど、採用ステップを学生に進んでもらうには、学校訪問を切り捨てるのは、それ以上にリスクが高いという考えです。

 

 

――― ゴールを見ているウサギ 1831号―――

発行者 菊池研

プロフィール

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 本題:リクルート活動に学校訪問は必要か?

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《 学校訪問は、何のために行うか? 》

「ご質問箱」に届いた
下記二つへの回答を兼ねての本題とします。

「ご質問箱」はこちら。
無記名制です。お気軽に。
http://bit.ly/30cTmen

本日の本題のヒントをいただいた質問は、
この2つ。

 

  「先生とのアポ取りの方法」

「生徒と就職担当先生のコンタクトが毎年減っている気がする。
先生の面談を中心としたリクルーティングでいいのだろうか?」

 

 

どちらも、学校訪問関係ということで、
一括で取り上げさせていただきます。

 

まず、学校訪問の入り口になる
「先生とのアポ取りの方法」について。

もちろん電話という手法を使うのが一般的。

じゃ、どこに電話をかけるのか?、ですよね。
訪問したい美容学校が明確な場合は、
そこのHP見て、代表電話にかければOKです。

 

「〇〇サロンですが、
就活担当の先生、おてすきですか?」

 

こんな具合に。

 

ただ、断られるケースもあります。
理由は様々。

後援会、組合に入っていないとダメ。
卒業生がいないとダメ。
昨年、ガイダンスに出ていないとダメ。

こういった理由で断られるケースは増えました。

だから、ご質問を頂いたのかも。

そこで、ただHP見て電話するよりも、
よりアポイントが取りやすいのは、紹介、です。

まずは、自社のスタッフの出身校の棚卸をしましょう。
出身者がいれば、そこにかけるのがいいです。

あるいは、スタッフの同級生が、
どこかの学校の先生をやっているケースもあります。
これも、そのご縁から入るとアポにつながりやすい。

他にも、オーナー仲間に紹介をお願いするのもあり。
懇意にしている学校へ、初回は一緒に連れてってもらうとか。

ディーラーさん、メーカーさんの、
御社の担当から紹介をもらえる可能性もあります。

 

紹介してもらうルートを探すコツは、
とにかく、周囲の人に、「ルートがないか聞くこと」です。(笑)
これが一番。

ただ、訪問すると決まったら、
その学校訪問の目的がズレていると、
時間とお金と、紹介であれば縁を使うだけで、
何の成果にも繋がらないという・・・

いわゆる、ムダ足に終わることも多いので、ご注意を。

 

そこで、ここからは、学校訪問の目的について、
掘り下げていきつつ、

 

  「生徒と就職担当先生のコンタクトが毎年減っている気がする。
先生の面談を中心としたリクルーティングでいいのだろうか?」

 

このご質問の回答にチャレンジしようと思います!

 

 

《 採用ステップのKPI設定を 》

◆先ほども書いたように、
アポイントを断られるケースが増えています。

だから、ご質問にもあるように、
「就職担当先生とのコンタクトが毎年減っている気がする」というのは、
おそらく正しい気がします。

ですので、「先生の面談を中心としたリクルーティング」は、
ちょっと危険かも。

あくまでも、「先生の面談を”中心”とする」のは危険、です。

だからって、学校訪問が不要、ということではありません。
学校訪問だけ、あるいは、それが活動の中心ではリスクが高い、という意味。

 

以前も何度か書いておりますが、
採用ステップは、

 

母集団の形成

共感見込み学生の育成

春フェア、ガイダンス

サロン見学企画

面接

内定

 

という順番です。

よーくご覧いただくとわかりますが、
この中に、「学校訪問」も「先生面談」も出てきません。

まず、採用活動の順番としては、
内定目標人数から逆算しての・・・

 

  ・面接に何名必要か?
  ・サロン見学企画に何名必要か?
  ・春フェア、ガイダンスに何名集めるか?
  ・共感見込み学生が何名必要か?
  ・母集団形成が何名必要か?

 

といった人数を決めること。

この人数、マーケ、経営用語(?)でいうなら
KPIの設定が必要です。

内定が5名欲しいから、
面接には7名で、そのためにサロン見学は20名で、
だからフェア、ガイダンスで60名にブースに来てもらって・・・

そんな人数の設定。
これをKPIの設定といいます。

これと、本日の本題の
学校訪問と、どう関係するのか?

で、この話が、

 

  「生徒と就職担当先生のコンタクトが毎年減っている気がする。
先生の面談を中心としたリクルーティングでいいのだろうか?」

 

と、どう関係しているのか?

ってところですよね〜

 

 

《 先生の力をなめちゃいかん 》

◆採用ステップのKPIを設定したとして、
その達成のために何をしますか?

 

おそらく、

 

・インスタで学生をフォローしよう
・求人広告をネットに出そう
・会社案内を事前に学校に送ろう

 

などが出てくるかと思います。

 

その一つが、

 

・学校訪問

 

であり、
もう少し、具体的に書くなら、

 

・先生に就活指導時に覚えておいてもらう
・自社のチラシを校内に掲示してもらう
・ホームルームで学生にチラシを配布してもらう
・ガイダンス後に学生に感想を聞いてもらう
・サロン見学予約の学生にリマインドしてもらう
・面接を受けるように促してもらう
・面接を受けないように誘導してもらう(←これ上級者向け)

 

などなどが、「学校訪問」の目的、ということになります。

つまり、美容学生が採用ステップの次に進む確率を上げるために、
 学生のそばにいる先生にアシストしてもらう。

 

そんなステキな(?)関係を先生と結ぶことが、
学校訪問の目的ですし、

そこを考えると、

 

 先生面談を中心としてのリクルート活動は危険だけど、
  先生との関係を切り捨ててのリクルート活動はもっと危険

 

と言えるかと。

先生の力、なめちゃいかんです。

 

 

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   編集後記

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学校訪問って、時間を取られますよね。
それはわかります。

地方にも行けば、なおさら。

ですが、やめられない。
これがサロンさんの実情かと。

だったら、1回の訪問を効果的に。
本日の記事では、そこまでかけていませんが、
「準備8割」ですから。

1回の訪問、ちゃんとゴール設定して、
目的意識を持って訪問しましょう。