ガイダンスで学生に話す内容は、2つの期に分けて考えてみてはどうでしょうか?

ガイダンスで学生に話す内容は、2つの期に分けて考えてみてはどうでしょうか?

《ダイジェスト》

ガイダンスで学生に何を話せばいいのか?この質問は、非常に多いのですが、しかし、ガイダンスでは、「どのサロンも同じ感じがする」と美容学生に言われるような話になっていることが多いです。学生に話す内容を考えるとき、2つの期に分けて考えるといいのではないでしょうか。情報収集期とサロン比較期。この2つがある。

 

 

――― ゴールを見ているウサギ 1857号―――

発行者 菊池研

プロフィール

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 本題:学生にガイダンスで話すこと

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《 学生にガイダンスでなにを話すか? 》

◆「ご質問箱」
 http://bit.ly/30cTmen

 

こちらには、主に新卒採用のことですが、
本当に、色々なご質問をいただいております。

その中で、本日は、「ガイダンス」に関係することを。

ご質問箱にいただいている内容を、
ご紹介しますと・・・

 

 (以下、4項目、ご質問箱からご紹介)

・ガイダンスから店舗の見学につながるケースが少ないのを、どうにかしたい
・就職ガイダンスで、どんな内容を伝えるのかの案を決めたい
・就職ガイダンスで、サロン見学の促しをしても、あまり来てもらえない
・就職フェアでの、他のサロン様との差別化、どうすればいい?

(ここまでご紹介掲載)

 

ガイダンスで学生にどんな話をすれば、
サロン見学につながるのか?

これは、本当に多くのサロン様が、
悩みとして抱えていることかと思います。

 

今朝ほども、
名古屋のとあるサロンのリクルーターと、
家庭教師サービスでWebミーティングをしておりました。

その中でも(時期が時期ですから)
ガイダンスで学生に話す内容、の話題になりました。

 

一つ言えることは、

 

  会社案内の内容を説明しているだけでは、
  他社との違いがわかりにくく差別化にならない

 

ということ。

 

《 さらには、タイミングも考えたほうがいい 》

◆ガイダンスで、
美容学生の感想で多いのが、

 

  「ほかのサロンとの違いがわからない」

 

というもの。
これは、今も、昔も(10年ほど前)、変わらない。

もちろん、ガイダンス参加サロンさんが、
どこも全く同じ話をしているわけじゃないですが、

しかし、

 

  会社案内の内容を説明する

 

という意味では、似たり寄ったりの
内容になっているケースが多くあります。

まずは、これを変えたほうがいい、ということ。

 

じゃあ、どう変えるのか?

 

これも、一つの答えを期待されるのですが、
サロンのお客様にも、
お客様に合わせて提案を変えるように、

美容学校の学生にも、
そのタイミングや相手に合わせて変えたほうがいい。

大きくは二つに分かれるかと。

 

美容学生が、
「どんなサロンがいいかな〜」と
情報収集をして、
就職先とのマッチングをイメージする

  情報収集期

というのが一つ。
これ、いまどきが、多くの学生に当てはまります。

 

次に、
「あっちのサロンより、このサロンがいいかな〜」と
サロンを比較検討してする

  サロン比較期

というのが一つ。
これは、多くの場合は、春以降。

 

ただし、早くから就活をして、
いま、すでにサロン見学に行っている学生は、
サロン比較期に入っているでしょうし、

まだまだインスタを見ているくらいという
多くの学生は、情報収集期。

 

目の前にいる学生が、

 情報収集期にいるのか、
 サロン比較期にいるのか、

これは、考えて話すようにしたほうがいいでしょう。

 

 

《 競合が言いたくても言えないこと 》

◆情報収集期は、
学生からすると、興味を持てるサロンを探している時です。

インスタであれば、
「どんなスタイル作っているのかな〜」って、
学生が色々と見ている時期。

 

それが、サロン比較期に入ると、
興味を持ったいくつかのサロンのHPを見比べ、
スタッフさんのファッションを比べたり、
講習会の内容や、その役立ちぶりを比較する。

当然、話も、どんどん具体的なことになります。

 

そして、流れを考えると、
情報収集が先で、比較があと。

ですから、情報収集期に、
どんな情報を学生に届けるかが、大事。

 

理想は、

  競合が言いたくても言えなこと

です。

 

福利厚生や雇用条件が悪いと言われた時代は、
「社保完備、初任給18万、完全週休二日」などが、
競合が言いたくても言えないことだったので、
それで学生の心に刺さりました。

ですが、そのような福利厚生や雇用条件は、当たり前に。
どの競合も、言いたいように言っています。

 

では、次に、何を言うか?

 

ここが打ち立てられるといいのです。

鍵は、

  「ずーっと活躍し続けるために」
  「デビューしても稼げるために」
  「ずっとお客さんに求められるために」

といったあたりです。

これらのために、取り組んでいること。
実現していること。

競合ができていなくて、
自社ができていることを言えると、いいですね。

採用、組織作りとつながっている。

改めて、思います。

 

 

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   編集後記

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採用活動は組織を作るのに最適。

そんなことを改めて思います。
雇用条件、福利厚生は、一通り整った。

さて、次は?

ここに採用の突破口もありますかね。

雇用条件や福利厚生よりも、
企業によってバリエーションがありますが。