AI活用したって、カイゼンにはなるけど、差別化にはならない!?
- 2019.10.02
- 企業の成長
《ダイジェスト》
POSデータ活用、ポイント還元、AI活用・・・日々、色々な施策を考えますが、これらのほとんどはカイゼンにはなるかもしれないけど、差別化にはならない・・・そんな耳のイタイ記事を読みました。
―――ゴールを見ているウサギ 1711号―――
<<<「人が集まる美容室」>>>
発行者 株式会社Complat 代表 菊池研
http://complat.jp/
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美容業界で
5400日以上にわたって、
売上拡大、人材育成、集客
経営計画、出店支援、採用支援
離職対策、新人育成、幹部育成・・・
などなどをテーマに
累計3000社以上のサロン様と
取り組んで来ました。
そのプロセスで、
わたし、菊池研のミッションは、
「家庭をエンジンに、
夢に向き合うきっかけを発信する存在」
と定めて来ました。
この記事は、そんな菊池研が、
「人が集まる美容室」をテーマとして、
美容室、サロン経営者の方、
経営幹部の方々や業界関係者の方に、
気づきを毎日、お送りするものです。
「人」というのは、
人材のことだけではなく、
当然、集客のこともありますし、
社外の協力者というのも
大切な「人」に当てはまると考えます。
経営者、幹部が、各企業で、「人」の充実を図り、
自分自身も納得できる時間を過すために必要なこと。
それを考える「きっかけ」を
この記事を通して、提供できればと考えています。
*セミナー等にご参加いただいた方の感想はこちら。
200名以上の声を収録。
http://complat.jp/results/
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〈1〉 本日の気づきダイジェスト
昨日から、セイファート様主催
「リクルーター養成コース」
という講座がスタートし、
担当講師を務めております。
全3回の講座。
この講座の価値は、
新卒採用のノウハウが手に入ることだけじゃなく、
リクルーターが、自社の採用活動ノウハウを
構築することができるようになる
ということ。
成果を上げているサロンの
新卒採用ノウハウを知ることができるのは、
それはそれで価値がありますが、
それよりも、
自社の採用活動ノウハウを構築する
ことの方が、
何倍も、何十倍も、何百倍も価値がある。
だって、採用成果を上げているサロンの
ノウハウを知るだけじゃ、
ただのお勉強に過ぎないから。
そんなことを思った初日でした。
ご受講のサロンの方々、
あと2回、よろしくお願いします。
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では、ここから本題に。
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〈2〉 本題:カイゼンだけでいいのか
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《 カイゼンでいいのか? 》
◆10月2日、本日の日経MJのトップ記事を読んで、
「まさに、その通りだなぁ〜」
と思いましたので、
そのことを記したいと思います。
私たち、ビジネスマン、経営者、商売人・・・が
目指している多くは、競合企業との差別化かと思います。
サービス内容やレベル、信頼などが
同じようなものだと感じとられると、
あとは値段での競争になる。
つまり、価格競争になっていく。
そこには、体力勝負が待っている。
時に、企業間の競争には、
価格競争の末に勝ち残るという選択肢もあるでしょうが、
その後に残るのは焼け野原・・・ってことでは、
なんのために事業をやっているのやら・・・ってことになる。
だから、価格だけじゃない差別化を目指し、
イノベーションを目指すのでしょうが、
だけど、日々では、
ポイント還元だ
顧客データ活用だ
POSデータだ
CRMだ
AI活用だ
って、話になる。
でも、その先には、
「カイゼン」はあっても、
差別化にはならないし、
ましてやイノベーションなんて・・・
って、話です。
《 イノベーションとまでは言わなくても 》
◆例えば、AI活用について、
日経MJの記事の中では、
「やはりカイゼンという意味では取り入れた方がいい。
でも同じ業界で1社しか採用していない限り、
差別化にはならない。
AIが同じように読んで、
同じように分析すれば、差は生まれません」
と記者のインタビューに答えています。
答えているのは、
P&Gやシュワルツコフ、マクドナルドでの
マーケティング本部長などを歴任した足立光氏。
カイゼンは必要なこと。
いまの会社、仕事の仕方を
カイゼンしたくない方はいないでしょうし。
だけど、カイゼンだけでいいのか?
って、問題提起です。
《 前例を気にする、競合を気にする 》
◆じゃ、イノベーションが生まれるのを
阻害していることって、何があるのか?
今回の記事に上がっていたワードは、
前例を気にする
ってのと、
競合を気にする
ってものです。
過去に取り組んでうまくいったことがあることをやる。
これは、確度高いかもしれませんが、
前例があるわけだから、イノベーションじゃない。(笑)
競合がやっている施策やキャンペーンを見て、
「じゃ、うちも」ってやる。
もちろん、これも先行事例が業界内にあるわけだから、
イノベーションじゃない。
他社のマネして、自社をカイゼンする。
これはこれ。
だけど、競合や業界内で一歩抜け出すには、
前例にもない、競合もやっていないことをやる。
改めて、近視眼になることに
気をつけようと思いました。
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〈3〉 編集後記
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ちなみに、記事の最後に、
堀江貴文さんが、
「飲み会には全ていけ。
ただし、同窓会はスルーでいい」
って言っているとありました。
確かに、同じメンツで飲んでも、
考え方が同じことを確認して安心するだけで、
面白みはないですもんね。
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