「自社の足りない点」に気づくには、「勝つシナリオ」を書く作業が効果的

「自社の足りない点」に気づくには、「勝つシナリオ」を書く作業が効果的

《ダイジェスト》

「自社の足りない点が、どこかわからない」といったコメントが「ご質問箱」にありました。具体的には、新卒採用なのか、スタッフ定着なのか、わからないのですが、広義に捉えると・・・というイメージで考えてみました。私自身も、「自分に足りないことがわからない」と感じる瞬間もある一方、そうなる時って傾向があるとも感じますので。

 

 

――― ゴールを見ているウサギ 1820号―――

発行者 菊池研

プロフィール

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株式会社コンプラット 代表
http://complat.jp/

一般社団法人 一生美容に恋する会 講師

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 本題:「足りないところ」に気づくには

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《 自分に足りないところがわからない 》

◆ちょっと私の話から・・・です。

美容業界でお世話になって16年。
コンサルタント歴も同じ16年。

経営者になってから12年。
研修トレーナーを始めて10年。

毎日、メルマガを書くようになって5年。
京都と東京の2拠点で仕事、生活をして5年。

結婚して8年。
妻の会社も手伝い始めて7年。

こうやって主要なことを書き出してみると、
それなりに、それぞれのことを長い間続けています。

どれも、順風満帆とは言えない道筋を辿りましたし、
いま現在も、決して安泰とか、安定とは無縁で、
日々、格闘しているというのが現状。

そんな状況で、
各道の諸先輩方の動向を見ていると、
「もっとやれるはず」
「まだまだこれから」
と感じる一方で、

「自分に足りないことがわからない」

と感じる瞬間もあります。

 

 

《 わからないのは虫の目になっているから 》

◆もっともっと高い成果を望むけど、
「自分に足りなことがわからない」と感じるのは、

振り返ってみると、
必死に目の前のことに、
切羽詰まって取り組んでいる時であって、

そこに欠けているのは、
俯瞰、鳥の目、客観性、長期的視点、本質的視点・・・
だということがわかります。

日々切羽詰まっていると、
一所懸命やっているけど、

この道が目指す山頂につながっているのか、
次に打つ一手が筋のいい手なのか、

が、視野が狭くなっていることで、
わからなくなり、判断がつかなくなっている。

そんな状態であることが
「自分に足りないことがわからない」と感じることに
つながっているように感じます。

 

 

《 成功する計画を書く 》

「ご質問箱」

「自社の足りない点が、どこかわからない」

 

というご質問がありました。

おそらく新卒採用か、スタッフの定着のことなどを
意味しての「自社の足りない点」だと思うのですが、
(具体的な課題がわかりませんので)

新卒採用での足りない点であっても、
スタッフ定着についての足りない点であっても、

日々の、目の前の具体的なことに、
切羽詰まって、近視眼になり、視野が狭くなったままでは、
「自社の足りない点が、どこかわからない」からは、
脱却できないのでは、と思うのです。

「無計画は失敗を計画する」と言いますし、
「戦う前に、勝つシナリオを書く」とも言います。

「勝つシナリオを書く」って、
口で言うほど簡単ではないのですが、
(新卒採用であったとしても)

しかし、

「勝つシナリオを書こうとすることで、
俯瞰し、客観的に見ることにつながって、
自社に足りない点が見えてくる」

のではないかと思います。

ライフプランでも同じではないかと思いますし、
経営計画や採用計画でも同じではないでしょうか。

自戒を込めて。

 

 

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   編集後記

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足りないところに気づくには、
他者、他社、コンサルなどから指摘をもらうのも、
有効かもしれません。

ただし、それは散発的だったり、
部分的だったり、その人視点だったり、します。

やはり、本腰入れて「足りない点」を理解するには、
大変な作業ではありますが、

「勝つシナリオを書く」

ことに着手するのが必要だろうと思います。
(私自身にも必要なことなんで)