美容学生の「実習受け入れ体制」をいかに整えていくか!

美容学生の「実習受け入れ体制」をいかに整えていくか!

《ダイジェスト》

業務委託サロンさんから「インターンや実習を受けれるにあたって、通常店舗だとスタッフの業務外になってしまい、受け入れ体制が整いにくい。」というご相談をいただきました。これは、業務委託サロンだけの課題ではなくて、新卒採用の活動の中で、特にこの時期、多くご相談いただくことでもあります。

 

 

――― ゴールを見ているウサギ 1821号―――

発行者 菊池研

プロフィール

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株式会社コンプラット 代表
http://complat.jp/

一般社団法人 一生美容に恋する会 講師

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 本題:実習、受け入れの体制をどう作るか?

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《 実習受け入れの体制 》

◆「ご質問箱」に目を通してから
ここに書く本題を考えるようにしているのですが、

本日は、

「インターンや実習を受けれるにあたって、
通常店舗だとスタッフの業務外になってしまい、
受け入れ体制が整いにくい。」

という投稿があったので、
これを本題に考えてみたいと思います。

このご質問を頂いたサロンさんは、
(実は前後に文章がありまして)
書いてある内容からすると業務委託サロンを経営されているようです。

業務委託サロン増えましたよね。
ちょっと前までのイメージでは、
業務委託サロンといえば、採用は中途採用に限る、
そんな感がありましたけど、

現在では、新卒採用を積極的に取り組むサロンも
業務委託サロンさんの中にも増えています。

業界の中では、この業務委託という形態に、
賛否がありますが、本日は、
業務委託という形態の賛否を伝えたいわけではありませんので、
念のために。

かつ、業務委託サロンさんでも、
(私の知る限りでは)新卒採用の場合は、
正社員雇用であって、
新入社員の当初から業務委託という形態ではありません。

だいたいは、スタイリストデビューと同時に、
業務委託に契約が変わるというパターンですね。

前置きが長くなりましたが、
確かに、実習を受け入れるにあたって、
業務委託サロンさんだと、
その勤務形態から難しさがあるかと思います。

ただ、実習の受け入れは、
業務委託サロンさんに限らず、

スタッフさんの通常業務と違う業務が発生する

という点では、
どんな雇用形態のサロンさんでも同じこと。

そこに、実習受け入れの難しさや、
成功、失敗の分け目があるように思いますので、
本日は、そのあたりの話題を。

 

 

《 仕事としての、リクルート部、チームを作る 》

◆ここからは、業務委託サロンさんとか、
正社員雇用のサロンさんとか関係なくの話を軸にします。

どんな雇用形態であれ、
現場のスタッフ(社員)さんが、

実習の受け入れは、私の役割であり、仕事の一つ

と理解して、取り組んでくれないと、
実習受け入れはうまくいかないものです。

もちろん、理想は、
全スタッフが能動的に、積極的に、自ら、

学生の実習受け入れを成功させよう!

と考えてくれるといいのですが、
多くのケースは、

お客様だけを優先してしまって・・・
忙しいと、実習生を放置してしまって・・・

という現象が発生し、
実習の受け入れは、さほど盛り上がらず、
採用活動として、次につながらない結果になることが、
よくありますし、そういうご相談が多いです。

ですから、工夫の一つとして、
サロンスタッフさんの一部に、

リクルートチーム、リクルート部

といったチームを作り、
それを仕事として、取り組んでもらうことを
やっていただいております。

もちろん、そうなると、
そのチームの社員さんは、
リクルート活動についての評価も受けるし、
(サロンによっては)給与にも反映されるようになります。

名前だけ、リクルートチーム、リクルート部とつけても、
仕事として評価をしてあげないと、
ボランティアってことになるので、成果を上げ辛いかと。

 

 

《 チーム作って終わりじゃなくて 》

◆実習の受け入れは、
リクルートチームの役割の一例でしかないですが、

このチームが機能するかしないかは、
チームを作って終わりではなくて、

チームミーティングや、
ミーティングの時などでのトレーニングにかかっています。

成果を上げるのに必要な3点セット。

つまり、

・マインド
・ノウハウ
・スキル

の3つは、ミーティングやトレーニングで
その多くが身についていくでしょう。

少なくとも、ほっといて身につくものじゃない。

マインド。
なぜ、何のために、誰のために採用活動するのか。
自分がリクルートチームの一員である目的は?

ノウハウ。
学生がどんなことを求めているのか。
他のサロンでは、どんな採用活動の取り組みをしているのか。
そんな知識。

スキル。
学生に伝えるプレゼンスキル。
実習などの企画を決めて、段取りをするスキル。

こういったことは、
ミーティング、トレーニングなどの時間内で、
誰かがレクチャーしていくことが必要でしょう。

それが、リクルートリーダー、責任者の仕事。
もちろん、会社の理解、経営陣の応援があってのこともあります。

 

 

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   編集後記

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日曜日、地元の75歳を迎える方と、
半日ほど過ごしました。

2つほどの山に行ったりして、
仕事でもありますが、ハイキング、登山気分。

結構山奥まで行ったんですが、
雪が、積雪が全くないんです。

同行してもらった方曰く、
「70年以上、ここで生きているけど、人生で初めて」
ということで、それくらい雪が降らないのは珍しい。

果たして、このまま暖冬で終わるのか・・・
2月とかに、ドカ雪が降るのか・・・

やきもきしております。