毎年、多くの不採用者を出しているというサロンさんにもお悩みが!

毎年、多くの不採用者を出しているというサロンさんにもお悩みが!

《ダイジェスト》

毎年、多くの不採用者を出してしまっているというサロン。学生が集まらないと困っているサロンからすると、不採用者を大勢出すなんて、うらやましい・・・と感じるかもしれませんが、不採用者を多く出すサロンにも、それはそれで深刻な悩みがあるものです。

 

 

――― ゴールを見ているウサギ 1856号―――

発行者 菊池研

プロフィール

プロフィール

________________________

 本題:不採用者を出すことへの覚悟

________________________

 

 

《 多くの不採用者を出している!? 》

◆「ご質問箱」にいただいた文章の中で、
一番長いご質問!(笑)

これを本日は、取り上げて、
本題のテーマにしていこうかと思います!

「ご質問箱」はこちら。
http://bit.ly/30cTmen

どんどん気軽にください!
いただけると嬉しいです!

で、長い文章のご質問は、こちら。

 

 ****************************************************************************
先生からすると、
ほぼ内定をもらえるところを勧めると聞いたことがあります。

うちは毎年、多くの不採用者を出しています。
心象を悪くしない落とし方や
学校とのコミュニケーション方法はありますか?

****************************************************************************

 

もっと長い文章でいただいてもいいんですがね。
個人的には。

でも、結構皆さん、簡潔なものが多い中、
これは、長い方です。

 

にしても、すごいですね〜
「うちは毎年、多くの不採用者を出しています。」というくだり。

このご時世にすごいと思いますよ。

ただ、それでも悩みがあるわけですね。(笑)

 

採れているサロンさんからも悩み聞きます。
東京で言えば、「アオハラ」と言われるエリア。
いまでも、何百名もの学生が求人票を送ってくるのが普通。
4次面接とか、5次面接とかやっています。

ですが、昔ほどは人数も来ないし、
ましてや、自社に合う学生、
つまり、入社後、うちに合いそうな学生となると・・・
年々、減っているそうです。

だから、美容学校との関係や
先生方のニーズの変化などに敏感になる。

 

 

《 「先生が勧める」という意味合い 》

◆色々な先生や学校があるという前提で、ですが、
この、ご質問の文章に出てくる

 

  先生からすると、
ほぼ内定をもらえるところを勧めると聞いたことがあります。

 

という部分ですが、
確かに、そういう先生もいますし、
と同時に、そういう先生ばかりでもない・・・という環境があります。

むしろ、いまの先生方の就活指導の傾向としては、

 

  学生から具体的なサロンについて質問があれば、
  そのサロンが、その学生に合うかどうか話すが、
  先生の方から、積極的に学生に特定のサロンを勧めることはない

 

というのが、
よく先生方から聞く傾向。

これは、インスタをはじめとするネットで、
学生が自らサロン情報を集めるようになったことと、

マッチングを考えると、
先生が勧めたところよりも、
学生が自分で探すという自主性を大事にしたほうがいい、

という考えから来ているそうです。

 

ですから、

 

  先生からすると、
ほぼ内定をもらえるところを勧めると聞いたことがあります。

 

という内容については、

一部のエリアだったり、とある学校では、
まだこの傾向を聞きますが、
全国の多くの学校や先生には当てはまらなくなっている、

と考えていただくのがいいです。

 

 

《 不採用者を出すのは・・・ 》

◆そして、次の

 

多くの不採用者を出すけれども、
心象を悪くしない落とし方・・・

 

という点ですが、
これは、もう先生と密なコミュニケーションを!
としか言えないですかね。

 

多くのサロンさんに当てはまることでいうと、
不採用者、つまりこれが、

 

面接をした結果の不合格者という意味

 

であるなら、不合格者は極力出さずに、
面接をするなら、合格にしたいと考えている前提が好ましいです。

面接をして不合格にするなら、
サロン見学の段階で、面接を受けないように、
学生と先生へ伝えたほうがいい。
(これが、いまの美容業界の現状)

 

という前提の上で、
それでも、多くの学生を面接して、
不採用者を出す必要があるサロンさんの場合、

 

  採用予定人数と、現在の面接希望者数

 

という数の状況を先生に共有しておくことと、
(これで、厳しい就活状況が伝わります)

 

  自社の面接合格の基準

 

を、同じく先生と共有すること、です。
(これで、不合格の理由が、後付けじゃなく伝えられます)

あとは、不合格者へのアフターフォローで、
先生方は苦労されていることが多いので、

そこに不合格を出したサロンができることは、
ほぼほぼないとは思いますが、

アフターフォローが行われているという現状を知った上で、
不合格の理由を、丁寧に伝達することは、大切かと。

できることなら、
不合格の通知が、次へのスタートとなるような、
そんな伝達ができると、株があがるのではないでしょうか。

 

 

________________________

   編集後記

________________________

 

不合格者を多く出すことになる。

そんな事情のあるサロンさんの現状もわかります。
しかも、いまの時代、SNSで、
不合格者があること、ないこと書くと、炎上しますしね。。。

気を遣うのはわかります。

いつも学生が集まらない、という悩みにフォーカスしますが、
本日ように、集まるサロンの悩みも、また深いものがありますね。