忙しい美容師さんにもできる未来リスクを減らす時間活用術

忙しい美容師さんにもできる未来リスクを減らす時間活用術

 

本日は
デスクワークと
夕方からは姫路にて
両親と従兄弟夫婦と会食。
というか、呑み(笑)

京丹波でも桜を
ちらほら見かけるようになりました。

春ももうすぐそこまで来ていますね。

人生にも春夏秋冬があります。
(春夏秋冬理論)
公私ともにおいて春になるように
本日も、一歩前に進みましょう。
(すでに春の人もいると思いますが)

 

本日は、
第7期ダントツ塾・東京Aコースに
参加していた
Estacioの遠藤さんの感想紹介から。

 (ここから感想)
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相手に伝わるような話し方の大切な根本を知れた。

・自分の中で、一番伝えたいことは何かを明確にする。
・客観的に見てみる

得たことは、
人前で話す度胸と、美容師の仕事の素晴らしさ!!
フィードバックをし合ってより自分の想いがまとまり、
誰かに伝えたい!聞いてほしい!という気持ちが強くなった。

IMSに参加し、より伝える難しさを痛感しましたが、
集まってくれた学生には、ちゃんと気持ちが伝わっていたようで、
たくさんダントツでフィードバックをもらってよかった。
積極的になれました。

今度、新卒採用に関わっていくことになりましたが、
まずは学生の話をよく聞く姿勢を大切にし、
美容師としての魅力を伝えていきます!!

つつみ隠さず、素直に伝えることも大切だと思いました。

(Estacio 遠藤 明日加 さま)

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(ここまで)

 

遠藤さま

>つつみ隠さず、素直に伝えることも大切

ここ重要ですね。
最後にちらっと触れられているので、
さらっと流してしまいそうになりましたが、(汗)

採用においては、特に重要です。

何が大切かは人によって、学生によって違います。
こちらが隠すつもりはなくても、
もっと言うと、嘘をつくつもりはなくても、

「聞いていない」が
「嘘をつかれた」と変換されることもあります。

だから、

>つつみ隠さず、素直に伝えることも大切

これって重要です。

「隠す技術」を磨くよりも、
「いい解釈で伝える技術」を磨きましょう。

 

ここから、本題へ。

 

———ゴールを見ているウサギ413号———
<<<「ダントツな美容師の採用と育成」>>>

 

《「木こり」が示す「学び」が最優先事項である理由》

◆昨日は、

「未来のリスクを最小限に減らすには
どんどんと決断し、取り組むことが必要で、
かつ、決断の質を上げるために
「学び」が最重要なのではないでしょうか」

ということを書きました。

昨日の記事は、こちら。
「未来のリスクを最小にするコツと唯一の方法論」
http://kenkikuchi.jp/2016/03/15/412/

今日はそれに引き続きで、

「学び」は本当に重要なのか?
「学び」が優先であるのはなぜか?

このあたりのことを、
ウザく、しつこく行こうと思います(笑)

まずは、このテーマにふさわしと思われる
たとえ、寓話、例話を引用。

有名な「木こり」の話ですので、
読んだことある方も多いかと。
これ、いろいろなバージョンがあるんですね。

以下、インターネットで検索して引用(出所不明とありました)

 (以下、引用)
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「あるところに、新しい斧を手に入れた木こりがいた。

新しい斧の切れ味は抜群であった。
買った翌日、いつもより短時間でありながらも、
木こりは10本の木を切り倒すことができた。
これは、今まで考えられないことだった。

勢い込んだ木こりは、2日目になると、作業時間を延長し、
15本の木を切り倒した。
それによって、木こりのやる気は募った。
そして、3日目、4日目と日を追うごとに懸命に、
そして遅い時間まで木を切り続けた。

ところが、やがて日が経つごとに、
切り倒す木の数がだんだん少なくなってきた。

木こりはたくさんの注文を取っているので、
夜中まで一生懸命がんばった。
それでも、日ごとに切り倒す木の数は減っていく。

それをじっと見ていた友人がアドバイスした。

『なぜ、刃を研がないんだ。
刃がぼろぼろになっているではないか。
それでは木は切れない。まず、刃を研いだらどうか』

と。

それに対して、木こりは答えた。

『刃を研ぐ?そんなヒマはない。俺は忙しいんだ。
毎日たくさんの木を切らなければいけないんだ。
お客様が毎日待ちかまえている。
お客様を待たせるわけにはいかないんだ』

と」。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(ここまで引用)

 

私はこのバージョンの話は初めて読みましたが、
「7つの習慣」などにも収録されているので、
話のあらすじとしては、非常に有名。

「刃を研ぐ」時間が大事だということで
セミナーでも、よく引用されます。

10本、15本と順調に切っていたのが、
だんだんと本数が減り、時間もかかるようになる・・・

それは、刃こぼれしているから、ですので、
刃を研げばいいわけですですが、
「忙しい」のを理由に「刃を研ぐ」ことは先延ばし。

ありますね。(汗)

セミナーに誘われた、
研修が必要と感じている、
この本いいよ、と勧めたが、
メルマガも溜まる一方
買った本も積もる一方

だけど、

「忙しいんだから、仕方がない。
時間ができたら、やろう」

見事な先送りの術(苦笑)

よくやります。
これにハマっていると、
永遠にツマラナイ現状から抜け出せないので、

だから必死こいて

セミナー受講、研修受講
読書、メルマガを読む

といった「刃を研ぐ」時間を「天引き」しています。
(これが私の本当のところ)

 

 

 《いつ学ぶのか?仕事日なのか、休みの日なのか?》

◆コンサルティングや面談をしていると、

「菊池さんは、いつ勉強しているんですか?」

って聞かれます。

「サロンワークもあるし、
経営者の仕事もあるし、
家庭の用事もあるので、
なかなか勉強ができなくて。」

といったような話題になることもあります。

ここで時間の使い方の
詳しい話に突っ込んでいくと
とても紙面が足りませんので、
(というか本が書けちゃうので)

ポイントを。

一つは
「関係者から協力を取り付けること」

関係者とは、

サロンワークであれば、お客さん、スタッフ
経営者であれば、スタッフ
家庭であれば、家族、親族

こういった方々の協力を取り付けて
(ここに必要なのが営業力や伝達力)
学ぶ時間を「天引き」する。

そして、もう一つ、
いつ「学ぶ」のか?ということですが、
基本、休日がいいと思います。

休日というのは、

お昼頃まで寝ている日のこと
何も外出せず、ゆっくり家でゴロゴロする
とにかく遊ぶ日

といった考え方もあるでしょうが、

「将来のリスクを最小限」にしたいのであれば、
休日というのは

学びに当てる日であり
質の高い時間、空間を楽しむ日であり
仕事への準備をする日

ということになります。

間違っても、

ゴロゴロして
溜まっているものを先送りする日ではないですし、

本当はやりたいことを抱えたまま
付き合いや、惰性や、べき論で人に付き合う日でもない。

と思うのですが、
いかがでしょうか?

念のために申しげておくと、
私は、そう思っています、という紹介であって、
こうでないといけないですよ!という意味ではありません。

「未来のリスクを最小限に」と望むなら
こういった考え方に切り替えてみてはいかがでしょうか?

という、私からの提案です。

 

 

《「学び」時間の天引きを推奨する理由》

◆休日に、家族と時間を楽しむのも
当然、休日として、素敵な時間の過ごし方だと思います。

あるいは、
友人と心置きなく、ゆっくり語り、お酒を酌み交わし・・・
といった時間もいい時間だと思います。

しかし、
得てして(私は特に)、
自分を放っておくと、

家族との時間や
友人との語る時間や
睡眠の時間や

といった気の向くままに時間を使う傾向があり、
その時々に必要な「学び」の時間が取れないまま、
休日の夜を迎え、

「あーあ、今日もできなかった」

と自責し、自己概念を下げる。

といったことになりがち。

だから、「天引き」なんです。

今週の休日は、

「2時間セミナーに行ってくる」
「1時間、必要な本を読む」
「食後には、30分、溜まっている雑誌を読む」

などなど、
「学び」に使う時間を決め、
それがいかに自分に必要かを家族にプレゼンし、
合意を得て、時間を「天引き」する。

でないと、

人間関係を壊すか
学びを先送りするか

この2択だけになってしまいます。

これでは、
「未来のリスクを最小限にする」どころか、
リスクを増大させているとも言えます。

預金も「天引き」が有効ですが、
学びも「天引き」が有効です。

有形、無形を問わず、
資産を増やすには「天引き」が効果的、ということですね。