労働時間のこと、仕事への姿勢のこと、学生に伝える工夫していますか?

労働時間のこと、仕事への姿勢のこと、学生に伝える工夫していますか?

《ダイジェスト》

「24時間戦えますか?」♪のイメージで有名な(?)リゲイン。このCMのコピーが「3、4時間戦えますか?」に変わっていることに家族で盛り上がりました。また、日経にはワークライフバランスの小室社長のコラムがあって、そこに「1日8時間一本勝負」というコピーが。労働時間について、どう伝えるのか、考えるきっかになりますね。

 

 

――― ゴールを見ているウサギ 1869号―――

発行者 菊池研

プロフィール

プロフィール

________________________

 本題:労働時間の感覚をコピーで伝える

________________________

 

 

《 リゲインのコピー 》

◆リゲイン。

このテレビCM

 

  「24時間戦えますか?」♪

 

の音が耳に残っています。
私世代の多くは、この音楽、覚えているのでは。

家にテレビがなくなってから、
もうかれこれ10年近くになるので、
テレビCMの変化に疎いのですが、

リゲインの「24時間戦えますか?」のコピーが、

 

  「3、4時間戦えますか?」

 

に変わっていたこと、
ご存知でしたでしょうか?

昨日、聞いて、調べてみたら、
こんなyoutubeが。

リゲインのCMの変遷がわかるyoutubeです。

 

働き方改革とか、時代変化ですかね〜
と思いますが、

にしても、8時間じゃなくて、
「3、4時間」って、短くない?って、
我が家では話題になりました。

 

 

《 1日8時間一本勝負 》

◆リゲインのCMコピーが変わった件で、
昨日家庭内では話題になり、

そして、今朝、
日経新聞読んでいたら、
ワークライフバランス社長の小室淑恵さんの
my storyというコーナーの記事が。

そのコピーに、

 

  「1日8時間一本勝負」

 

というフレーズがありました。

いまの日本では、
1日、何時間働くか、が大きな関心なんですね。

労働時間でいうなら、
夫婦共々ブラックな私からすると、
労働時間の縛りとしては縁遠い時間ですが、

しかし、翻って、

新卒採用で使うコピーを考えるときには、

大きなヒントだな〜、と思います。

 

 

《 労働条件が良くなると、ユル〜くなる? 》

◆先日、オンラインコンサルでお話をした
とあるサロン経営者の方。

採用活動時に提示する労働条件。
これが、いい条件になるに従って、
集まる学生の意識が

 

ユルイ学生が増えたような気が・・・

 

と言った話が出ました。

ある意味では、そうなのかもしれません。
条件だけ見ると、より少ない時間で、
よりいい給与がもらえるわけですから。

ですが、採用マーケティングと考えると、
いい条件を提示するようにしていくのは当然のこと。

 

ただ、それと当時に、

 

  どんな姿勢で仕事に向き合っていく人を求めるのか?

 

というメッセージも出すことが大事。

 

同じ1日8時間労働でも、

「8時間で帰れるよ」

というのと、

「1日8時間一本勝負」

というのでは、ニュアンスが違うでしょう。

そこから、

 

  御社がどのように仕事や時間について
  考えているのか、スタンスなのか

 

伝わり方が変わるだろうということ。

これが採用マーケティングの中で、
ポジショニングを検討するときに、
出していきたいことなのです。

 

 

________________________

   編集後記

________________________

 

集客よりも、採用が難しい。

これが言われて久しいですが、
考えてみると、当然といえば当然。

集客は、ターゲットにもよりますが、
自社に合う年齢という要素もありますから、
表現を考えやすいですよね。

リゲインの「24時間戦えますか?」なんて、
わかりやすい例です。

いまの若手には届かないコピーだから、変化する。

だけど、私たち世代なら、
まあ、言いたいことはわかる。(笑)

この世代ギャップが、
採用を難しくしている一つでしょうね。

しかも、環境が激変したから、
同じ5年でも、雲泥の違いになっている。

そんなことをリゲインのコピーで再認識でした。