美容室は、売上・利益を伸ばす方向を、どう考えればいいのか?
- 2020.01.24
- 企業の成長
《ダイジェスト》
美容学生の入学者数が増えた。そんなニュースがありましたが、中期トレンドでは人材不足感は変わらないかと。ガストもジョナサンも「脱24時間化」に踏み切るくらいですから。中期トレンドが人材不足であるのなら、やはり今までとは違った方向性で売上、利益を考えていかないといけませんね。
――― ゴールを見ているウサギ 1825号―――
発行者 菊池研
プロフィール
株式会社コンプラット 代表
http://complat.jp/
一般社団法人 一生美容に恋する会 講師
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本題:美容室は、どうやって売上、利益を稼ぐか?
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《 美容学校入学者数が増加 》
◆文部科学省発表。
学校基本調査。
2019年12月に発表された
美容学校入学者数は、久々に増加したとのこと。
入学者、18,132名だったそうです。
2017年の理美容ニュースを見てみると、
こちらの記事には、「5年続けて最低を更新」、とあります。
http://ribiyo-news.jp/?p=21943
この流れの中での入学者数増加ですから、
業界にとっては嬉しいニュースでしたね。
ですが、業界のムード(?)は、
手放しでは喜べない、という感じですよね。
そりゃそうです。
2018年問題は、相変わらずですし、
外国人留学生受け入れの構想もどうなったのか・・・
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*2018年問題については、過去記事もあります。
1598号
「2021年問題」というキーワードを目にするので、この業界に置き換えると?
http://kenkikuchi.jp/2019/06/11/1598/
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中期で見れば、人材不足というトレンドは変わらない。
《 ガスト、ジョナサン・・・24時間営業取りやめ 》
◆先日のニュースで、
ガスト、ジョナサン・・・など展開する
「すかいらーく」が半世紀も続けた
24時間営業を取りやめるとありました。
ファミレスで夜を明かすという光景は、
見れなくなっていくのでしょうか。(笑)
理由は、消費者のライフスタイルの変化ともありますが、
やはり人手不足が決定打なんでしょうね。
コンビニに続いて、ファミレスにも、
「脱24時間化」の波が・・・と報じられています。
こういったニュースを見ていると、
サービス業とはいえ、
売上を伸ばすことを考えるとき、
・営業時間を長くする
・長時間働く(稼働する)
・より多くの人を雇う
といった、
多くの人で、多くの時間働けば売上が増えるという発想を、
切り替えていかないといけない時代なんだと感じます。
美容室でいうなら、
一人当たり月の売上が50万円だから、
あと10名増やせば500万円、月商が伸びる
といったような発想だったり、
店舗休業日を減らして、
営業稼働日を増やすことで、
あと5%年商を伸ばそう
というような発想だったりは、
時代に合わなくなってきているのでは?
ということです。
《 美容室は、どうやって利益を稼ぐのか? 》
◆では、今後、どうやって売上を
あるいは、利益を稼いでいけばいいのでしょうか?
もちろん、より多く働く、
より多くの社員を雇うことで売上を増やす手段が
なくなるわけじゃないですが、
より効果的な方向、
上りのエレベーターはどちらか?
といった問いを立てていくことは、
いままで以上に必要でしょう。
同じ発想で、売上を立てるには限界が見えてきています。
(美容室で)考えられる発想としては、
・技術など属人メニュー以外で売上を立てる
・店舗の中以外での売上を立てる
・権利、ブランドなどで価値を生み出す
・個人だけでなく、法人相手に売上を立てる
(精査していないので、思いついた順番ですが)
こういったことが思い浮かびます。
座しているわけにはいかないので、
小さくでも具体的にトライを高速でしていく
ことを突きつけられているのではないでしょうか。
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編集後記
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売上、利益。
企業が存続するには、必要なことなんですが、
この生み出し方は、環境によって変えていかないと。
環境以外には、自社のリソース、資源によっても
変えていかないといけないですね。
ここが面白さ。
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