新入社員さんが五月病になる前に、伝えていただきたい一つのこと。

《ダイジェスト》

新入社員さんの研修。コロナの状況下でも、工夫をされているかと思います。私はトレーナーという仕事ですが、この状況ですから新入社員の方に直接お伝えする機会はほとんどなくなりました。なので、これは知っておいて欲しいなぁ、と思うことを一つ書いてみましたので、もし参考になれば嬉しいです。

――― ゴールを見ているウサギ　１９２１号―――

発行者　菊池研
プロフィール

プロフィール

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　本題：新入社員に伝えていただきたいこと

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《　新人に伝えていただきたいこと　》

◆採用力あるサロンをつくための、
トレーニング&コンサルティング。

これが、私が、ここ１０年ほど、
主に取り組んできたことになります。

つまり、

　　・新入社員が採用できる
・必要な人数、自社に合う学生をとれる
・その新人を育てる力がある組織になる

ことを目指してトレーナー、コンサルという
役割からサロンさんの経営に携わり、

そのプロセスで、
（これが一番重要ですが）

　　・採用力あるサロン作りを実践できる幹部人材が育つ

という大きな目標がありました。

このようなサロンさんが増えれば、
結果として、この業界を目指す美容学生も増える。

そんな取り組みをやってきました。

今年は、それが、中断し、
いまはトレーナーも、コンサルタントも、
思うように役割を果たせないという状況。

例年であれば、
トレーニングや研修、コンサルの場を借りて、
新入社員の皆さんにお伝えしていたことも、
今年は、ほぼ、伝える機会なし、という状況。

なので、ウズウズしてきまして、（笑）
各社さんで行っていらっしゃる新人育成の中で、
「こんなことも伝えていただけたらなぁ〜」、ということを、
書かせていただこうと思いました。

これが、本日の本題。
（前置き、ながっ！）

《　できるようになって欲しいこと　》

◆様々な考え方がありますが、
私、菊池が伝えている、

　　成果を継続的に出すために必要な要素

は、次の３つです。

　１、専門的な知識スキル
　２、仕事の仕方
　３、価値観

よって、新人研修は、この各要素の基礎を、
レクチャーし、ワークして、トレーニングして・・・
と重ね塗りをしていくことが必要。

と、各社さん、お取り組みかと思います。

その中でも、私、菊池が、
「仕事の仕方」の中でも重要と思うことが、

　　「区別する力」

です。

そして、今日、一つだけ共有したいのは、

　　コントロールできることと、
　　コントロールできないことを区別する

という力の大切さ。

仕事は、いろいろな要素が絡みます。
例えば、売上というものは、
お客様がお金を払ってくださるかどうか、で決まります。

そのために、

お客様のニーズや不安、不満などを考えたり、
それを解消するためのスキルを磨いたり、
価値をお伝えするプレゼントークを磨いたり、

こういったことは、
自分次第でコントロールして取り組むことができます。

しかし、その結果、
価値を感じてくれて、お客様がお金をお支払いになるかは、
直接コントロールできない。

だから、基本的には、
売上というのは、思うようにはならないもの、です。
その前提にいないと、
売上という結果を、過剰に気にすることになるものです。

その結果を、過剰に気にすると、
バットを振ることもなく、見送り三振が増える。

《　努力という意識がなくなる　》

◆新入社員の一年の間に
たどり着けないかもしれませんが、

しかし、目指してもらえるといいのでは？と思うのは、

　　コントロールできることに取り組み、
　　その取り組みを、自分が努力と感じるのではなくて、
　　娯楽と感じることができるようになる

状態です。

そのためには、コントロールできないことを、
過剰に気に留めて・・・よりも、

　コントロールできることに集中し、
　その上達を楽しむことに関心を向けてほしい。

そんなように思うのです。

そして、周囲から見れば努力しているように見えるかもしれないけど、
　本人からすると、娯楽でしかない、という状態に至ると、
　「私が」ではなくて、「仕事が」、と主語が変わるのではないでしょうか。

研修やトレーニングで話すのと違って、
書いて伝えるのは難しいですが・・・

各社様の、新入社員研修の、ネタ、
切り口の参考にしていただけると幸いです。

ちょうど、五月病になりそうなタイミングですしね。

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　　　編集後記

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世間では、本日は、祝日ですね。

田舎では、そろそろ田植え。
田植えは、都会から息子たちが帰ってこないと人手が足りない。

そんな農家さんも結構あるようで・・・
となると、県外ナンバーが増え・・・

このご時世ですから、
その県外ナンバーに、嫌悪感を感じる人も一定数いて。

なんでしょうね。
コロナと戦っているのか、
人の目と戦っているのか、ようわからん事態になってきております。