「美容学生集めの方程式」を持ち、反応率を上げるのが最優先
- 2020.02.20
- 新卒採用
《ダイジェスト》
「ブースに学生をどうやって集めればいいか?」学生を集めることは難しいことですし、簡単にできるわけじゃないですが、それでも「学生集めの方程式」を持つことで自分たちで考え、前に進めていくことができるようになります。思いつきや勘や勢いや真似だけで進めることを、そろそろ卒業しませんか?
――― ゴールを見ているウサギ 1852号―――
発行者 菊池研
プロフィール
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本題:学生集めの公式、方程式を持つ
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《 学生集め、どうしたらいい? 》
◆新卒採用についてのことを中心に、
「ご質問箱」に50を超えるご質問を頂いております。
「ご質問箱」はこちら。
http://bit.ly/30cTmen
その中を見ておりますと、
「ガイダンスのブースに、多くの学生に来てもらうには?」
という質問が目に留まりました。
つまりは、
「学生を集めるにはどうすればいいか?」
ということかと思います。
新卒採用の活動において、
ガイダンスブースに学生を集めるためには、
・美容学校に自社チラシを掲出する
・インスタで学生とつながる
・学校の先生に事前面談をする
・学校授業に参画する(IMSなど)
・広告を出す
などの手法が考えられます。
ですから、
「ガイダンスのブースに、多くの学生に来てもらうには?」
というご質問は、
上記に挙げたようなことをやればいい・・・となるわけですが・・・。
《 新卒採用マーケティング視点で 》
◆しかし、集客と同じで、
1回やれば、学生が集まるようになり、
それが、ずーっと続くということはないのです。
(当たり前ですが・・・)
となるとですよ、
「来てくれる時はいいんですが、
集まらない時もあるんです。
どうすればいいですか?」
といったことになる。
この堂々巡り感を減らすために、無くすために、
もっと言うと、
自社で、自分で解決できるために、
学生を集める方程式
(集客フォーミュラ)
と言う考え方が、マーケティングにはあります。
この方程式があれば、
「学生が集まらない・・・、うぉー、どうしよう〜」
「なにを、どうすればいいか、わからん!」
といったような混乱から抜け出ることができます。(笑)
と言う私も、
セミナーや店舗の集客で毎回苦労しますし、
ECサイトでも集客に辛苦を重ねていますが、
それでも、なんとかやっているのは、
この方程式(フォーミュラ)のおかげ。
ですので、学生を集めるにも使えますが、
集客などにも、当然使えます。
《 施策ごとに反応率を上げることが最優先 》
◆この学生集めの方程式(フォーミュラ)に、
必要な視点は3つ。
1、施策とその数
2、届いた人数
3、反応率
という3つ。
例えば、
1、インスタ広告
2、100名に届いた
3、反応率が10%
といった感じ。
インスタ広告が100名に届いて、
10%の反応なら、10名のリアクションがある。
こんな感じ。
インスタ広告のような施策の数を増やすこと。
より多くの人に届くようにすること。
届いた、見てくれた人の反応を上げること。
やることは、この3つしかない。
というか、できることがこの3つしかないのです。
そして、大切なのは、
反応率を上げることが最優先、ということ。
ザルで水を掬うのが一番もったいない。
反応率を上げるということは、
ザルの目を小さくする、少なくするということ。
採用活動に話を戻すと、
学校にチラシを掲出してもらって、
反応が何%だったか?
インスタで投稿して、
何人が見てくれて、反応は何%だったか?
学校の授業に出て、何名に出会えて、
反応は何%だったのか?
こういった視点で、%を上げていくことに知恵をしぼる。
この視点があれば、
「学生を集めるために、なにをすればいいか?」ではなくて、
例えば、
チラシの反応を上げるために、どうすればいいか?
インスタ投稿の反応を上げるために、なにをすればいいか?
授業からの反応を上げるために、どうすればいいか?
という視点で、
ブースに学生を集める施策を検討することができるようになります。
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編集後記
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自分で問題と向き合う時、
立てている問いが漠然としていると、
なかなか回答が出せないものです。
「ブースに学生を集めるには、どうすればいいか?」
これは、多くのサロンから聞く悩みですが、
問いとしては漠然としている。
「インスタ見て来てくれる学生を増やすにはどうするか?」
「校内のチラシを見て来てくれる学生を増やすには?」
「先生からの紹介で来てくれる学生を増やすには?」
こんな問いを立てる方が、
具体的に解決策を考えることができるようになります。
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