採用活動で労力をかける部分は、「興味ある学生」を増やすこと

採用活動で労力をかける部分は、「興味ある学生」を増やすこと

《ダイジェスト》

あなたのサロンに興味を持つ学生と持たない学生。この2名がいたとしたら、「興味を持つ学生」と話したいですよね。ですが、多くの採用活動が、「興味を持っていない学生」に対して、その場でなとかしようとしている。「美容学生があなたのサロンに興味を持つ」ことに、労力を払ってはどうでしょうか?

 

 

――― ゴールを見ているウサギ 1850号―――

発行者 菊池研

プロフィール

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 本題:興味を持ってもらうことに労力を!

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《 興味さえ持たせられれば・・・ 》

◆新卒採用を成功させると考えたときに、
つくづく思うのが、

 

  いかに美容学生に興味を持たせることができるか?

 

が、全てを左右するということ。

興味さえ持たせることができれば・・・

・美容師という仕事に興味を持たせる
・自社に興味を持たせる

この2つができると、
新卒採用活動は、グッと、格段にスムーズになります。

人は、興味を持つことには、熱心になりますし、
興味ある人の話は、喜んで聞きますしね。

新卒採用のノウハウや手法以前に、
人間ってものを考えると、これに尽きる。

そんな風に思います。

この「興味さえ持たせられれば」というのが、
マーケティング的に言うなら、PULL戦略ってこと。

 

 

《 無理やり言いくるめて? 》

◆PULL戦略については、
1844号でも触れました。

 

「紙媒体は終わった!?
美容学生の採用で、紙が果たす役割ってあるのか?」

紙媒体は終わった!?美容学生の採用で、紙が果たす役割ってあるのか?

 

この記事では、

 

  紙媒体は、PULL戦略において、
  まだまだ使えるのでは?

 

と言うことを書いたのですが、
多くのサロンさんによっては、
PULL戦略って、まどろっこしいのでしょうか。

語弊があるかもしれませんが、
PULL戦略は、

 

  美容学生が、あなたのサロンに、
  興味を持つきっかけとなること

 

です。

 

そして、興味さえ持ってくれれば、
話を聞いてくれます。

 

と、誰もがわかっているであろうけど、
多くのガイダンス、フェアでは、

 

まだ興味を持っていない学生を、
なんとか無理やり言いくるめて(!?)
サロン見学へつなげようとしている

 

と、言えなくもない・・・と思うのです。

 

 

《 理想は、流れる水のように 》

◆興味を持っていない学生を呼び止めて、

15分、20分の時間で、
サロン見学に誘導しようというのが、

ちょっと無理あるよな〜、と思いますし、
無理あると言うことは、

 

  学生にも、サロンにも、
  ストレスが発生する

 

ことになります。

理想は、

 

  まだ会ったことのない美容学生が、
  あなたのサロンに興味を持ち、
  話を聞きたいとガイダンスブースに来て、
  実際に話をして、さらに興味を持ち、サロン見学に来る

 

といった流れではないでしょうか。

水が低きに流れるように自然にことが運ぶように、
準備をして、仕掛けをして・・・と言うのが戦略。

まずは、いかに学生に興味を持たせるか。
その仕掛けから考えてみてはいかがでしょうか?

 

 

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   編集後記

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美容学生に、
あなたのサロンの話を聞く理由を持たせられるか?

これが、興味を持たせると言うことかと。

出会った学生を、無理やりではなくて、
そもそも、興味があると言ってくれている学生に話す。

この形にするとなると、
労力をかける部分が、今までと変わります。

労力をかけるのは、
興味を持ってもらうことであって、
興味ない学生をなんとかすることじゃない。

そんなことを思います。