美容学生は、情報を収集して、気になるサロンを探している時期

美容学生は、情報を収集して、気になるサロンを探している時期

《ダイジェスト》

ガイダンスやフェアに出る前の時期。採用活動で、何をしていればいいのでしょうか?この時期は、「共感見込み学生」を増やすことに専念できるといいのですが、学生視点からすると、情報を収集して、気になるサロンを探している時期。つまり、サロンからすると、情報を出していくのいいわけですが・・・さて、どんな情報を出しましょうか。

 

――― ゴールを見ているウサギ 1845号―――

発行者 菊池研

プロフィール

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 本題:学生は情報を集めて、気になるサロンを探している

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《 いまの時期、何していればいい? 》

◆新卒採用に取り組むサロンさんだと、
この時期、ソワソワしている方も、
少なからずいるようです。

 

「ガイダンス、応募がうまくいった!」
「あそこのガイダンス、大丈夫か!?」
「準備、どこまでやればいいのだろうか?」

 

こんな声があります。

いまの時期、
 新卒採用を成功させるために、
 何をしていればいいのでしょうか?

もちろん、対象となる美容学校によって、
スケジュール感が違いますが、

どの学校を対象にしたとしても、

 

  共感見込み学生を増やす

 

ことに力を入れているのが理想。

共感見込み学生。
自社に共感し、ブースに見込みのある学生。

これが、共感見込み学生です。

 

 

《 学生視点からも考えてみると 》

◆これを学生視点で考えてみましょう。

学生からすると、
(早い学生は、1年生で内定もらっていますが)
いまの時期、多くの場合は、

 

  情報収集して、気になるサロンを探している

 

というタイミング。

そこに、サロン側から、
情報が届けられ、学生が興味を持てば、
HPや求人票や、先生への質問でさらに調べる。

 

そして、

「このサロンの話、聞いてみたいな〜」

 

と思った状態で、ガイダンス、フェアを迎えると、
「前から気になっていたから」という理由で、
当日、ブースに来てくれます。

 

ブースに学生が来る理由の、第2位が、
「前から気になっていた」というものです。

 

だから、この時期、

 

学生に情報を届け興味を持ってもらう
その結果、共感見込み学生になってもらう

 

ことが大事。

 

 

《 学生、競合、自社 》

◆さて、この時期、
学生に情報を届けるとして、

 

どんな情報を届けるか?

 

ここ悩みますよね〜。

 

もちろん、日々のインスタ投稿なども大事なんですが、
どうせなら、一貫性が欲しい。

世界観と言ってもいいかも。

 

学生に届けたい情報は、

 

  学生が求めていることで、
  競合他社が言っていないこと

 

が理想。

大きなことじゃなくていい。
ちょっとしたメッセージ。
これも、他のサロンを丸パクリだと・・・
そことかぶって差別化にならない。

 

3C分析と同じです。
競合と顧客と自社と。

 

競合とは被らないけど、
顧客の求めることと、
自社が言えることが重複するところを見つける。

 

採用であれば、
競合とは被らないけど、
学生の求めていることと、
自社が言えることが重複するところを見つける。

 

その情報を出した時に、
学生が興味を持ってくれれば、
グッと共感見込み学生に近づく。

ぜひ、この時期、
ガイダンス前でソワソワすると思いますが、
考えてもらいたいこと。

 

 

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   編集後記

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今日の本題で書いたことは、
それっぽくいうなら、ポジショニング。

ブランドのポジションを、どう表現するか。

大手でも、中小でも、
ここが確立されるといいわけですが、

正確にいうと確立されるのではなくて、
このポジションを取り続けるということでしょうか。

学生のニーズも変わりますし、
競合も常に変化していますからね。