地方へ新卒採用のエリアを広げる前に、「やること、まだあるんじゃねぇ」
- 2019.12.23
- 新卒採用
《ダイジェスト》
新卒採用のエリアを地方へ広げる前に、足元である都市部へのアプローチを確認してみることをオススメしております。都市部の美容学校、学生へのアプローチが難しいことはわかりますが、そのアプローチをどれくらい徹底してやり込んでいるか・・・と考えると、まだまだ余地があるサロンも多そうです。
―――ゴールを見ているウサギ 1793号―――
<<<「人が集まる美容室」>>>
発行者 株式会社Complat 代表 菊池研
http://complat.jp/
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美容業界で
5400日以上にわたって、
売上拡大、人材育成、集客
経営計画、出店支援、採用支援
離職対策、新人育成、幹部育成・・・
などなどをテーマに
累計3000社以上のサロン様と
取り組んで来ました。
そのプロセスで、
わたし、菊池研のミッションは、
「家庭をエンジンに、
夢に向き合うきっかけを発信する存在」
と定めて来ました。
この記事は、そんな菊池研が、
「人が集まる美容室」をテーマとして、
美容室、サロン経営者の方、
経営幹部の方々や業界関係者の方に、
気づきを毎日、お送りするものです。
「人」というのは、
人材のことだけではなく、
当然、集客のこともありますし、
社外の協力者というのも
大切な「人」に当てはまると考えます。
経営者、幹部が、各企業で、「人」の充実を図り、
自分自身も納得できる時間を過すために必要なこと。
それを考える「きっかけ」を
この記事を通して、提供できればと考えています。
*セミナー等にご参加いただいた方の感想はこちら。
200名以上の声を収録。
http://complat.jp/results/
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〈1〉 本日の気づきダイジェスト
週末、アメリカから帰国中の
弟ファミリーと過ごしました。
国籍が日本のままの状態で、
イギリスから2年前にアメリカに移り、
まだグリーンカードが取れないからこその苦労・・・
そんな話を聞きました。
グリーンカードがある、ない。
国籍が日本である。
所属企業の業績に左右される。
本社がイギリスにある。
などなどが、
生活、人生に大きな影響を与える要素になるようで。
つまり、アンコントロールの要素が多いですね。
私(たち夫婦)の人生とは、
大きく違いますが、それがまたオモシロイと思います。
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では、ここから本題に。
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〈2〉 本題:地方へ新卒採用へ行く前に
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《 新卒採用のエリア 》
◆時期が時期なので、
来年の新卒採用活動について、
整理したいという会話が多くなります。
どのサロンさんも、
(新卒採用されていると)
都市部の美容学校への動きと、
地方の美容学校への動きとのバランスに、
頭を悩ませることがあるかと思います。
どちらが良いという話ではないですが、
地方の美容学校の方が
ガイダンス等の動きが早い
という特徴があり、
都市部の美容学校への動きとは、
活動の山場がズレることがあります。
これを活かすのか、
面倒だからイヤだと思うかは、
サロンさん次第かと思いますが。
活かしているサロンさんの視点だと、
地方の学校へ先に動き、
その手応えを踏まえつつ、
都市部の学校への動きを調整する
という考え方になります。
一発勝負じゃない安心感。
地方にも動くというのは、そういった意味があるかと。
《 先ずは足元を 》
◆ただ、闇雲に地方に広げることは、
私は、オススメしていません。
もちろん、対象となる美容学校を広げ、
美容学生へのアプローチ数も増やせば、
採用につながるかもしれませんが、
足元である都市部の美容学校、学生への
アプローチをやりきっているならまだしも、
足元の美容学校、学生へのアプローチはそこそこ、
簡単に都市部の学校へ入り込めないから、地方へ行こう!
というような考えでの
地方進出は、あまり効果的ではないかと思います。
地方の美容学校、学生へのアプローチも、
都市部の学校、学生へのアプローチも、
どちらも、その難しさには変わりありません。
また、地方は地方で、
また違った難しさがある。
都市部の攻略が中途半端なままでは、
地方の攻略もままならないのではないでしょうか。
もちろん、各社さんでの違いがありますが、
大きな傾向として、
足元を固めきれないサロンさんが、
地方に進出しても、思うような成果にならない
ということが多いと感じております。
《 やりきるのレベル 》
◆都市部の学校を攻略するとか、
足元を固めるとか、
アプローチをやりきるとか、
漠然とした表現で書いておりますが、
この
都市部の学校へのアプローチを
やりきるのレベルの違い
というのが各社の違いとして大きいかと思います。
都市部の学校に対して、
・自社内の卒業生を洗い出したり、
・業界の知り合いで接点がないか調べたり
・切り口を変えて提案に通ったり
といったことに始まるようなことを
徹底してやりきることもせず、
一回電話して、断られたので断念
ということもあるようです。
それでは、足元を固めるということにもならないでしょう。
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〈3〉 編集後記
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地方への採用活動。
これ自体は、前向きに検討された方がいいかと。
なんせ、都市部の学校も、
いつ、その学生数が大きく減るかわかりませんので。
しかし、地方に手を広げる前に、
「やること、まだあるんじゃねぇ」
と検討いただきたい、ということです。
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