「衆議独裁」の”独裁”への恐れ
- 2018.12.21
- 経営幹部
《ダイジェスト》
「トップダウン組織を変えないと・・・」そんな空気、話を経営者や幹部の方から聞く機会が増えています。トップダウンの意味合いにもよりますが、確かに一理あります。ですが、必要なことを見逃しているケースもあって。「衆議独裁」について、考えてみませんか？
―――ゴールを見ているウサギ １４２６号―――
＜＜＜「人が集まる美容室」＞＞＞
発行者 コンプラット代表 菊池研
http://complat.jp/
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美容業界で、
５１００日以上に渡って
売上拡大、人材育成、集客
経営計画、出店支援、採用
離職率対策、新人育成・・・
などをテーマに、
累計３０００社以上の
サロン様と取り組んで参りました。
この記事は、そんな菊池研が、
「人が集まる美容室」をテーマとして、
美容室、サロン経営者の方、
経営幹部の方々や業界関係者の方に、
「採れない」
「育たない」
「続かない」
の”３ナイ”を解消するための
きっかけ、ヒントになればと、
気づきを毎日お送りしているものです。
ご質問等を受け付ける専用ボックスを作りました。
匿名で届きますので、お気軽にご質問ください。
いただいたご質問への、直接のお返事はできませんが、
記事の内容等に反映をさせていただきます。
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目次
■ 菊池研の近況
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本題とは全く関係ないんですが（汗）
京丹波でやっていることで、色々とゴタゴタが。
新参者という前提がありますし、
出来るだけ、溶け込みたいと思っているので、
基本的には”いい人”と思っていただきたいのですが、
”ただいい人”
と勘違いされたいわけでも、
そこを目指しているわけでもないのです。
ですから、
「出るなら、出るとこ出ますよ！」という姿勢で、
売られた喧嘩は、買ってみよう、とかと、
今朝から、妻と相談中。
ズルズル来年に引きづらないように、
年内でスッパリやりたいので、
まだ弁護士にも相談していませんが・・・。
まあ、思ったのは、
「主張すべきことは、主張する」
そのためにちゃんと事前対応しておく。
特に、経営者の方は、社員さんに比べると、
守ってくれる後ろ盾が少ないですからね。
事前対応、しっかりされた方がいいかと思います。
社員を守る意味でも、
”ただいい人”で終わってはいけないですよね。
昨日の移動距離：0キロメートル
2018年合計移動距離：60193.8キロメートル
となりました。
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どんなことを感じてるか？ご存知ですか？
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ここから本題に。
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■ 本題：衆議独裁の”独裁”への恐れ
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《 トップダウンを変えなきゃ！ 》
◆サロン経営者の方のご相談を受けたり、
呑んだりしているだけでも、
よく感じることが
「トップダウンを変えなきゃ！」
という空気です。
特に創業オーナーさんは、
自称「ワガママ」という方も多いですし、（笑）
スマートに表現すれば、
「リーダーシップが強い」ということですが、
それが、
ボス型マネジメント
トップダウン組織
になっていると、
自己評価している経営者、
もしくは幹部に会うことが多いです。
トップダウンという言葉の意味や定義。
このあたりのすり合わせも必要なことですが、
変えないといけないとするなら、
・意思決定プロセスに社員が入れない
・社員が考えるために会社が出す情報がない
などなどだと、
それは変えなきゃいけないトップダウンですね。
《 事前合意を得る必要って、本当にあるの？ 》
◆ただ、お話をしていて
私、菊池が不安に感じるのは、
「トップダウンを変えなきゃ」
だから、
「オーナーと言えども、決めちゃいけない」
という空気です。
例えば、
オーナーが内心、取り組むべきことだと
考えていることがあるとします。
ただ、いきなりオーナーだけで決めてはマズい。。。
だから、「店長、幹部の意見を聞こう！」となる。
ここまでは、わかります。
というか、必要なこと。
ですが、ここから、
「店長、幹部の合意が得られなかった」
だから、諦める、取り組まない、先送り・・・
という話を聞くことが多いのです。（汗）
なにか新しいことに取り組む。
事前に幹部陣の、合意が欲しい。
この
事前合意、
確かにある方が、
その後スムーズだし、
快適に仕事を進めることができるでしょう。
ですけど、
そこ、どこまでこだわりますか？
果たして、経営者が
必要だと考えていることを、
事前合意が得られないという理由だけで、
見送る判断でいいのでしょうか？
念のために、繰り返すと”だけで”、ですが。
《 衆議独裁 》
◆松下幸之助の言葉で、
頻繁に紹介される
「衆議独裁」
という意思決定の考え方。手法。
意見を出し合い、議論を重ねて、
そのプロセスの後、
リーダーが、その人の判断で決める。
これが、衆議独裁、です。
多数決をとるわけでもないし、
折衷案で決めるわけでもないし、
全員合意がなければ見送るでもないし、
リーダーの判断軸で決断をする
ということです。
となると、結果として、
合意の得られなかった幹部が出るかもしれない。
もちろんそこで、
「オーナーが決めたなら従います」
となるのが、幹部のあるべき姿ですが。
しかし、内心は納得していない、こともあるでしょう。
それでも、最後、「独裁」でリーダーは決め、
そして、その決断が正しかったとなるように
リーダー、幹部含めて、現場が動く。
衆議独裁の”独裁”への恐れ。
ここ、私たち経営者が乗り越えないといけないところ。
そして、幹部が、
幹部の仕事として、
理解しなければいけないことと、
繋がっているのではないでしょうか。
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■ 編集後記
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明日から世間は３連休。
どうやら、京丹波の小学校は、冬休みのようです。
だんだんと年末の空気が。。。（笑）
サロンは、もちろん年末に向かって
忙しい真っ最中でしょうが、
と同時に、年越しの準備もありますよね。
１年の中で、決算についで大きな区切りかと。
ぜひ、いろいろなことに
一区切りつけるために、いい時間をお過ごしください。
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