大反響を受けて。「大切にされ慣れている」世代と組織を作るから、プロセスが激変するのでは
- 2018.10.02
- 企業の成長
《ダイジェスト》
「大切にされ慣れている」世代ということを書いたのですが、それが思いの外反響が大きくて。若手世代の特徴だとするなら、その若手世代と今後組織を作っていく時に、どんなプロセスになるのかということを考えてみました。
―――ゴールを見ているウサギ 1345号―――
<<<「人が集まる美容室」>>>
発行者 コンプラット代表 菊池研
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《目次》
■ 菊池研の近況
■ 本題:マネジメントのプロセスが激変した
■ 編集後記
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美容業界で、
5100日以上に渡って
売上拡大、人材育成、集客
経営計画、出店支援、採用
離職率対策、新人育成・・・
などをテーマに、
累計3000社以上の
サロン様と取り組んで参りました。
この記事は、そんな菊池研が、
「人が集まる美容室」をテーマとして、
美容室、サロン経営者の方、
経営幹部の方々や業界関係者の方に、
「採れない」
「育たない」
「続かない」
の”3ナイ”を解消するための
きっかけ、ヒントになればと、
気づきを毎日お送りしているものです。
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目次
■ 菊池研の近況
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昨日はとにかく、台風の
あと被害に巻き込まれた件に尽きます。
しかし、
事前準備、行動の選択の質によって
未来は(ある程度)コントロールできる
ということからすると、
私の選択の質が低かったということ。(猛省)
朝、2時間以上かかった道、
帰りは、35分くらいで家にたどり着きました。(笑)
昨日の移動距離:169.6㎞
2018年合計移動距離:52699.4㎞
となりました。
コンプラットのHPに
社内研修のお問い合わせページができました。
社内研修のご相談が
どんどんと増えております。
依頼でなくても、相談レベルでも
お問い合わせ頂ければと思います。
現在決まっております
単発セミナーのスケジュールはこちらです。
*先々のご予定の参考に。
ここから本題に。
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■ 本題:マネジメントのプロセスが激変した
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《 「大切にされ慣れている」 》
◆先日、私が書いた記事に
「大切にされ慣れている」
というフレーズを使いました。
多くの方から
このフレーズについて、
・的を得ている
・我が意を得た
・ズバッと刺さった
といった声をここ数日でいただきます。
「大切にされ慣れている」世代が、
いまの若い世代ではないか・・・ということを書いたのですが、
この言葉は、
出会ったとある経営者の方がおっしゃった言葉。
これだけ反響があるとは。(笑)
その経営者の方に、感謝申し上げます。
その時の記事は、こちらです。
1341号の記事。
「大切にされ慣れている」世代は、自分を承認するのが苦手なのか?
この「大切にされ慣れている」という大切は、
私たち(私は45歳)世代からすると、
肯定的なニュアンスではありませんね。
過保護という言葉に代表されるような、
「過ぎたるは・・・」
というニュアンスです。
《 負荷なき成長 》
◆「大切にされ慣れている」世代が、
全面的に悪いというつもはありません。
昨日のサロカン大阪でも
話題として出ましたが、
若い世代の
発想が柔軟
アイデアが面白い
ということなどは、
経営にも有用だという話が出ました。
しかし、
「大切にされ慣れている」世代を、
そのまま会社の中核メンバーに育て、
幹部に育てていくのは、ちょっと不安。
私は、そのように考えます。
つまり、どこかのタイミングで、
自分から負荷のかかる世界に入り、
自分で渦を巻いて成果を上げていく
というステージに上がってくれないと、
ほとんどの中小企業は成り立たないでしょう。
言い換えるなら、
大切にされる側から
誰かを大切にする側に回る
というスイッチの切り替えを
どこかでやってもらわないといけなし、
誰かを大切にする側に回っても、
その負荷で本人が折れないためには、
本人に筋力、つまり耐性、余裕が必要でしょう。
負荷がかからないまま
成長し続けるなんてことはないですからね。
《 プロセスは激変した 》
◆と書いていますが、
私も含めて、ほとんどの人が、
育ててもらう側から
育てる側に回る
という経験をして今があるわけです。
ですから、ここまで書いたことは
私たち世代にとっても、当たり前のこと。
ただ、育てる側に回るまでの
プロセスは激変した、ということかと。
私が初めてスキーを習ったのは高校生でした。
1時間ほどリフト脇で、ボーゲンと転び方を習って、
そして、連れて行かれたのは、上級者コース。(笑)
ボーゲンと転び方を習っただけマシだった。(笑)
そんな時代だったと思います。
しかし、いまの育成は、
スキーを履く以前に、
教える側と教わる側との関係づくりがあって、
そしてスキーを履き、初級者コースから順番に、
一緒に上級者コースへ上がっていく。
そんなプロセスに変わったのではないでしょうか。
集団と組織は違う。
集団は、ただの人の集まりで、
組織は、共通の目的目標を目指している集まり。
これ自体は、変わらないことでしょうが、
しかし、それを作るプロセスは激変した。
このように思うのですが、いかがでしょうか。
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■ 編集後記
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マネジメントの仕方について、
時代とともに変えていく必要性を感じるが、
その変化についてくことが難しい。
そんな気配を、
経営者や幹部の方々と話すと、
ひしひしと感じます。
マネジメントという概念自体が
ドラッカーに始まっているとしたら、
比較的新しいものと言えます。
ドラッカーは、
「仕事を通じて働く人を活かす」のが
マネジメントの役割として上げています。
だとすると、時代とともに、
人の気質が変われば、活かし方が変わる。
ということなのだろうと。
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